あたらしく
文と写真:碇本学 指のすきまを通り抜けていく やわらかい髪 小さな頭蓋骨だなって思って抱きしめた あの頃のことを思い出させる 桜の散りかた パスケースをなくしてパニクった目黒川沿い 涼しい風が狭い道路を駆け抜けて 人々の… あたらしく の続きを読む
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文と写真:碇本学 指のすきまを通り抜けていく やわらかい髪 小さな頭蓋骨だなって思って抱きしめた あの頃のことを思い出させる 桜の散りかた パスケースをなくしてパニクった目黒川沿い 涼しい風が狭い道路を駆け抜けて 人々の… あたらしく の続きを読む
文:重藤貴志[Signature] 決して強いわけではない。 だが「酒を飲む」という行為が好きだ。 煙草や珈琲と同じように、少し無理して飲んでいた頃もあった。 年齢を重ねるごとに、自然と楽しめるようになってきた気がする。… 少しだけ、酔うために の続きを読む
文と絵:小林賢恵 駅前にある小さな居酒屋。 暖簾を出した、くもりガラスの引き戸の前に立つと、 やわらかな黄色の光の中に、人の影が映る。 戸を引くと、中から酒と料理のにおいとにぎやかな声が、 ぶわっと波のようにあふれ出す。… 金曜日の夜 の続きを読む
文:曽根雅典[三軒茶屋nicolas] 絵:佐々木裕 鰆 「秋のサワラも結構おいしいのだが、一般の人はなまじっか、鰆という漢字を知っているために、秋のサワラには気分的になじめないのだ。鰆という文字から受ける印象が先入感と… 料理歳時記 の続きを読む
文:重藤貴志[Signature] ここ数年、気になっているものの一つに、真鍮という金属がある。 身近に使われている金属の一つであり、銅と亜鉛からなる合金のことだ。 日本語の別名は黄銅で、わかりやすい例としては、五円硬貨… 真鍮の放つ輝き の続きを読む
文と写真:碇本学 街路樹の小枝にひっかけられたベビーソックス 視線を見上げると航空地図という文字が ビルの窓ガラスに書かれている 歩き続けるという通過儀礼 その果ての三叉路 知らぬ間にマヨイガに行けるわけでもなく 神隠し… 空に、ふる音 の続きを読む
文:重藤貴志[Signature] 一度、砂漠を歩いてみたいと思っている。 ずっと地平線の彼方まで、ただ空と砂の大地しかないという感覚に憧れている。 サハラ砂漠の面積は、アフリカの約3分の1、アメリカの国土とほぼ同じだと… 砂漠への憧憬 の続きを読む
文と写真:碇本学 誰かの悪意に感づいてしまった 平坦なツラをしてるのに かすかに溢れ出すそれを すくい取って僕の中で転がす とても簡単に潰せそうなそれを 愛おしくも思えるほどに 冬がもうすぐ終わる予感 水面が揺れて 波紋… 波紋 の続きを読む
文と絵:山田タクヒロ もうこんな時間になってしまったわ。 明日はバレンタインなのに。 でもイメージは出来てるから、あとは作るだけ。 音楽がとっても好きな人だから レコードのカタチしたチョコを作って、 ホントのジャケットに… 『RECORD JUNKIE ANIMALS』 マリのピンクのラヴソング (RJA-007) の続きを読む
文と音楽:田辺マモル このダラダラと長い歌は、自分のTwitterのつぶやきを歌にしたものです。 2011年3月11日の大きな地震のとき、携帯電話もつながらなくなったので自分の安否をとりあえず伝えるために「こちらは無事で… 3月11日 こちらは無事です の続きを読む