瑕疵のある生き方
文:重藤貴志[Signature] 年齢を重ねるにつれ「知らないことが多すぎる」と思うようになってきた。 経験が少ないせいもあるが、だからといって努力をしているわけでもない。 「喉元過ぎれば熱さを忘れる」を繰り返し、行く… 瑕疵のある生き方 の続きを読む
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文:重藤貴志[Signature] 年齢を重ねるにつれ「知らないことが多すぎる」と思うようになってきた。 経験が少ないせいもあるが、だからといって努力をしているわけでもない。 「喉元過ぎれば熱さを忘れる」を繰り返し、行く… 瑕疵のある生き方 の続きを読む
文と写真:碇本学 うすぼんやりとした記憶の風景 どこから流れてきた君の今、現在 なんとなくメランコリック いつもくだらないことで笑っていた頃は 遠い過去のことで 目の前の出来事にてんやわんやしてる 君も同じだろうか なに… walks の続きを読む
文と写真:碇本学 仮面のしたにあるもの そこにないもの あるいは孕まれないものについて ぼんやりと考えながら歩いてみた 暑さで蜃気楼ができるってことはない 湯気が立つほどの人もいない 眼鏡に汗が落ちると視界がクリアさでい… コンフューズ の続きを読む
文:重藤貴志[Signature] 同じ景色を見ていても、一人ひとりの感じ方は異なる。 「綺麗だね」と頷き合っても、僕と君の見え方は違う。 そんな当たり前のことを、ときどき忘れてしまう。 親子や夫婦、兄弟、姉妹のような距… 同じ景色を見ていても の続きを読む
文:曽根雅典[三軒茶屋nicolas] 絵:佐々木裕 桃(白桃) 「あたしはやたらにおつゆをこぼした。お皿の上だけにじゃなく、服にもいっぱいこぼした。桃のおつゆって、洗濯してもとれないんだよね、と思いながら、あたしはかま… 料理歳時記 の続きを読む
文と写真:碇本学 アスファルトに撒かれた水の匂いが好きだ 夏という季節は日差しのせいで 意識が香りにうまくむかないから嫌いだ 通りすぎる人たちの汗ではない別の かすかな匂いがする時に 彼や彼女の生活の破片を感じるのがなん… 夏の匂い の続きを読む
文と絵:山田タクヒロ 「この店、ネオアコのコーナー少ないんだよな…ねえ、何かいいの、あった?」 『うん、これ、7inchのところで見つけたの。』 「あ!GANGWAY!いいな~~。しかもそのジャケット、デンマーク盤だ!」… 『RECORD JUNKIE ANIMALS』 My Girl And Me (RJA-004) の続きを読む
文:庄野雄治 題字:河村杏奈 街は今日も雨さ/sion 今日は昨日の繰り返しで、明日は今日の繰り返し どいつもこいつも才能に溢れてやがる 住んでた町では王様だったのに どこに行っても媚び諂った笑い顔だけが上… 往復書歌 の続きを読む
文と写真:碇本学 段々畑みたいなマンションが前方に見えた ブルーとしか言えない空が上を覆っている 日差しが乱暴にアスファルトに降りそそいでいた 交通表記の「止まれ」を通り過ぎてふりむいたら 「れま止」と白文字が浮かんでい… ごくありふれた の続きを読む
文:重藤貴志[Signature] とにかく若い頃は直線的で明確なものが好きだった。 決して硬派や無頼を気取っていたわけではないけれど、 曲線を多用したデザインや曖昧な考え方は嫌いだった。 こうした好みは自分の性格に大き… 円を描くにも直線で の続きを読む