少しだけ、酔うために
文:重藤貴志[Signature] 決して強いわけではない。 だが「酒を飲む」という行為が好きだ。 煙草や珈琲と同じように、少し無理して飲んでいた頃もあった。 年齢を重ねるごとに、自然と楽しめるようになってきた気がする。… 少しだけ、酔うために の続きを読む
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文:重藤貴志[Signature] 決して強いわけではない。 だが「酒を飲む」という行為が好きだ。 煙草や珈琲と同じように、少し無理して飲んでいた頃もあった。 年齢を重ねるごとに、自然と楽しめるようになってきた気がする。… 少しだけ、酔うために の続きを読む
文:重藤貴志[Signature] ここ数年、気になっているものの一つに、真鍮という金属がある。 身近に使われている金属の一つであり、銅と亜鉛からなる合金のことだ。 日本語の別名は黄銅で、わかりやすい例としては、五円硬貨… 真鍮の放つ輝き の続きを読む
文:重藤貴志[Signature] 一度、砂漠を歩いてみたいと思っている。 ずっと地平線の彼方まで、ただ空と砂の大地しかないという感覚に憧れている。 サハラ砂漠の面積は、アフリカの約3分の1、アメリカの国土とほぼ同じだと… 砂漠への憧憬 の続きを読む
文:重藤貴志[Signature] 珈琲を好きになったのは、何年前のことだったか…。 自分の意志で飲みはじめたのは、おそらく高校生くらいだろうと思う。 当時は自分を大人っぽく見せるためのアイテムの一つであり、 苦味に目を… 珈琲と煙草 の続きを読む
文:重藤貴志[Signature] 年々、季節の移り変わるスピードが上がっていくような気がしている。 子供の頃に待ち遠しかったクリスマスが、あっという間にやってくるようになった。 もちろん、それは年齢を重ねたからで、日々… 気配が消えた夜の記憶 の続きを読む
文:重藤貴志[Signature] クッキーなのか、ビスケットなのか。 それが問題だ。 世の中には、本当に漠然としか理解していない事柄が多い。 たとえば「クッキー」と「ビスケット」の違いを説明できるだろうか。 「クッキー… クッキーとビスケット の続きを読む
文:重藤貴志[Signature] 『イソップ寓話』の中に「アリとキリギリス」という一篇がある。 あまりにも有名な物語だが、そもそも冬に飢えるのはキリギリスではないそうだ。 インターネットで調べ物をしている最中に脱線して… キリギリスの災難 の続きを読む
文:重藤貴志[Signature] 年齢を重ねるにつれ「知らないことが多すぎる」と思うようになってきた。 経験が少ないせいもあるが、だからといって努力をしているわけでもない。 「喉元過ぎれば熱さを忘れる」を繰り返し、行く… 瑕疵のある生き方 の続きを読む
文:重藤貴志[Signature] 同じ景色を見ていても、一人ひとりの感じ方は異なる。 「綺麗だね」と頷き合っても、僕と君の見え方は違う。 そんな当たり前のことを、ときどき忘れてしまう。 親子や夫婦、兄弟、姉妹のような距… 同じ景色を見ていても の続きを読む
文:重藤貴志[Signature] とにかく若い頃は直線的で明確なものが好きだった。 決して硬派や無頼を気取っていたわけではないけれど、 曲線を多用したデザインや曖昧な考え方は嫌いだった。 こうした好みは自分の性格に大き… 円を描くにも直線で の続きを読む