『RECORD JUNKIE ANIMALS』 My Girl And Me (RJA-004)
「この店、ネオアコのコーナー少ないんだよな…ねえ、何かいいの、あった?」
『うん、これ、7inchのところで見つけたの。』
「あ!GANGWAY!いいな~~。しかもそのジャケット、デンマーク盤だ!」
『そうなの?…ねえ、なんか、このジャケットの二人って、私たちみたいじゃない?フフ♥』
「ねえねえ、7inchのジャケ違いのやつあげるから、それ譲ってくれない?」
『いやよ、それ、男の人が女の人にすがってる絵のやつでしょ?』
「じゃあさ、来週DJイベントがあるんだけど、そのとき貸してくれない??」
『土曜日でしょ?その日は私も下北でまわす日だから、ダメーー。』
「そんなぁ。。ワオーーーーン………」
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My Girl And Me/GANGWAY(1986)
このBitter Sweetな曲をはじめて聴いたのは、30代も半ばを過ぎた頃かな。
当時は気ままな一人暮らし。
イラストレーターという仕事柄、一日中家にいることが多いので、
忙しかった日などは、いっぱいになったアタマをリセットするために、
深夜にふらふらとでかけては、近所の酒場を飲み歩いてたんだけど、
ある日、近所のBARのマスターが音楽好きだと聞いて、そこに通うようになった。
元ミュージシャンでもあるマスターは、年齢や音楽の趣味も近いこともあって、
お互いに好きなCDをかけあっては、音楽談義に花が咲き、そしてこちらはどんどん杯も
重なっていく。
僕の好みもわかっているマスターがある日、
「山田君、コレ好きだと思うんだよね」といってかけたのがこの曲。
ん、サビのところの浮遊感のあるコード進行、、、、、はい大好物です!
前回のマーティン・ニューウェルの曲もそうだけど、
何回もリピートして聴いてしまう魔性の曲、ファム・ファタール。
歌詞やジャケットから「彼女と僕」の微妙な関係性が伺われて、
泣きメロ・しみったれソング好きな僕は、はまるべくしてはまったのかも。。