『RECORD JUNKIE ANIMALS』 マリのピンクのラヴソング (RJA-007)
文と絵:山田タクヒロ
もうこんな時間になってしまったわ。
明日はバレンタインなのに。
でもイメージは出来てるから、あとは作るだけ。
音楽がとっても好きな人だから
レコードのカタチしたチョコを作って、
ホントのジャケットに入れて贈るの。
ゴージャスなビーハイブヘアのマリウィルソンの
ジャケットからスイートなチョコレートの盤が出てきたら
きっと驚くわ!
間違えてホントにかけちゃったりして。
そしたら甘いラブソングが流れて、、フフフ。
よし、出来た!あとは冷まして入れるだけ。
早く固まらないかな。フフン♬
フ…。
でも、ちょっと待てよ。
やっぱり本物の盤の方が嬉しいか?!
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SHOW PEOPLE/Mari Wilson(1983)
一時期、DJをするときレコードバッグによく忍ばせていた
1枚がマリ・ウィルソンのこのレコード。
軽快なダンスチューン「Ecstacy」と、ミドルテンポの
「Just What I Always Wanted」(邦題:マリのピンクの
ラヴソング)は華やかでよくかけてました。
アルバム全体の印象はというと、
妖艶なジャケットからは少し肩すかしをくらう軽快な
ポップソングから、ジャズシンガーの片鱗を見せる
しっとりとした曲まで、飽きずに聴かせてくれます
このキラキラとしたアレンジとサウンドはプロデューサーの
トニーマンスフィールドの仕事。もう、たまらんです!
(他にはNaked Eyesや彼自身が在籍していたバンド、
NEW MUSIKの1stも合わせてよく聴きます)
それにしても最初はこのジャケットにびっくりしたなぁ。
この髪型、ビーハイブヘアっていうらしいんだけど、
塩沢とき以来の衝撃。