さよならコロンビア

ということでコロンビアの販売を休止いたします。ちょっと見たことのない金額になっておりまして苦肉の策です。値上げすればいいじゃないかという声が聞こえてきそうですがいろいろ考えた結果今回はこういう決断となりました。ガテマラもタンザニアもブラジルもそのうち休止するかもしれません。

って、一体なにを売るつもりだい?言われたら、アアルトブレンドとアルヴァーブレンドです、と答えるでしょう。最初の本に書いていたのは1種類のコーヒーを販売する店にしたい、でもやっぱり中煎りと深煎りの2種は欲しい、そう思っている現状、もしかして今回の高騰がその方向に導いてくれているんじゃないかなと。

たぶん、無理やりそう思い込もうとしているだけですね、はい、わかってます。でもいい機会なのかもしれません。こういうときのために焙煎とブレンドの技術を20数年かけて磨いてきたはず。ならばそうするべきなのかもしれません。とはいえ、ストレートをお好きな方もいる現状、いきなり2種にする勇気は私にはありません。

急激に変えることがあんまり好みじゃないない。改革とか革命とか嫌いです。自分の意志や思想を優先するっていうのも選択肢にはありません。なんとなくゆるやかに誰かの意思ではなくそういう風になっていく、そういうのが好みです。はい、流れに身を任せる感じです。って、だったら高騰に乗って価格を上げればいいじゃないか。

それは違うんだ。全部やりきったか?安易じゃないか?それでいいのか?私の中にパンクスがそう語りかけてくるのです。やれやれ。そういうわけでコロンビア休止します。もちろん価格が下がったら再開します。そしてこれは内緒ですがアアルトブレンドにはコロンビア入ってます。こちらは変えません。パンクスですから(笑)