中煎りのブラジルと深煎りのブラジルがレギュラーである。共に単一農園のシングルだったのだけれど深煎りを2種の農園のブレンドに変えた。なんだか甘味が増えたような気がする。キレイな渋みもしっかり舌の端に残る。深煎りがあんまり得意じゃない私もよく飲みようになった。
値上げではなく、価格変更。安価な生豆を探しそれでどうにかやってきた。そのおかげでたくさんの産地のコーヒーを焙煎することができ確実に技術が上がった。焙煎だけではなくブレンドの技術も。そしてこれからは次の段階へ。少し良い生豆を使うための価格変更。
利益率は明らかに悪くなっている。だけど一定の利益額があればあとは私が働けばいいだけのこと。たとえ自給200円だとしても(笑)1ユーロ182円の世界。100%輸入のコーヒー、この円安で日本が生豆を買い切る力はない。商社も在庫を持たなくなる。そうだよな、高価で売れないなら自衛のために絞るよな。
資金も才能も無いものはとにかく考えて実行する、それしかない。誰もがやっていることは当然やる。それをやった上で何を選択するかだ。それにはたくさんの失敗したという経験が重要になってくる。間違っていない人はここ一番間違う可能性が高いように思う。
そういうわけで今のお勧めは深煎りブラジルです。よろしくお願いします。