法的に問題はございません

法的に問題はございませんという言葉を最近よく耳にする。ということは法以外には問題があるって薄々気がついてらっしゃるんですよねと言いたくなってしまう。問題が無いのであれば基本なんにも言わないはず。だって問題が無いのですから。だけどそういう風に言ってしまうのはどこかに疚しい気持があるということ。

って責めているわけじゃないですよ。怖いのは、そういう言動や振る舞いをする大人が多いということ。法的に問題が無くても倫理が無ければダメっていうのは大前提なはず。でもその大前提が完全に崩壊している。法に書いてないから大丈夫と勝手にゴールをずらす。あらどこかの政党みたいだ。

選挙で選ばれたから、って言われても。民意は大体間違う。だから法律があるのだ。と考えると立憲民主党って良い政党名だ。問題は立憲民主とは程遠い政党っていうだけで。そう考えると国民民主党なんて話にならないな。暴走するだけだ。でも一番良い名前は自由民主党だ。リベラルとデモクラシーがある。どこにも保守なんてない。

とはいえ自民党の好きな人に保守の人なんていないだろうし、政治家にもいない。アメリカに追従することが正義だと思っているんだから。日米地位協定がある限り日本は独立国じゃない。そんなことはおかまいなしに今日もテレビでコメンテイターが憲法改正だーって誰かの意見を述べている。ってこんな大きな話するつもりはなかったのに。

法的に問題はございませんという言葉を聞いて胡散臭さを嗅ぎ取る人が増えるといいな。本当はそんな風に社会を穿った見方をしなくてすむのが理想だけれど、そう暢気なこと言っていられる状況じゃなくなってきている。戦前らしいよ、今。戦争しないようにとにかく法的に問題はございませんと言う人からは距離をとりましょう。