自分のコーヒーって一体なんなんだろう?

プロフェッショナルがつまらないのは作ったものが商品になるからだ。できるだけたくさんの人に届ける商品になればなるほどつまらない。つまらないものをたくさん作れば作るほどお金持ちになり名声も上がる。ならば好きなもののプロフェッショナルにならない方がいいのだろうか。いやいや、そんなことはないよ、好きなものを作りそれがたくさんの人に届いているよって言う声が聞こえる。そういう人のいるだろう。世の中の大半の人と価値観が合う人。でも残念ながら生まれつきのひねくれ者はぐれ者の私のような人はそうはいかない。そして思うんだ。世の中の大半の人は私のような人じゃないのかって。でもそれじゃ社会で生きていくのは困難になることが多いから大きい声になんとなく合わせて暮らしている、もちろんそれは悪いことではなく、こんな私でもそういう側面はある。ならばアマチュアが良いものを作るのかと言えば、アマチュアはどこまで行ってもアマチュア、他者の視点が入ってないものは商品にはならない。商品でない以上対価を生むことはない。

というようなどうでもいいことを日々考えながらコーヒーを作っている。生活のために始めたコーヒーロースター業。売れることだけを考えていた。最初から気持はプロフェッショナルだった。でも技術がまったくなかった。この落差と違和感が誰かに届いたのかのもしれない。そのおかげで続けてこれた。20年やって技術を得た。ならばこれからは自分のコーヒーを作っていってもいいのかなと最近思うようになった。自分のコーヒーって一体なんなんだろう?