今更だけれど作りたい本があります、コーヒーの本

「コペンハーゲン・ハーバー・バス」「桎梏と故障」を荻窪の本屋titleで取り扱ってくれることになった。読んでくれてのオーダーは何より嬉しい。辻山さんの読み手としての確かさ、そして決して大きな声じゃなくても届くべき人には届くという店づくり。とても嬉しいことです。

今週の焙煎量はちょっとヤバかった。って、今もこれを書きながら絶賛焙煎中。この蒸し暑さの中、こんなにもコーヒー豆を求められるなんて。少しでも良いコーヒーを作りたい。安い、早い、まあまあ美味い、アアルトコーヒーです。20年以上言い続けてきた言葉。

言葉は時に呪いとなる。でもその呪いのおかげでコーヒー屋を続けていられるのだとしたら。呪いは決して悪ではない。それが呪いであると知っていればだけれど。何事も簡単に断定してしまう社会が恐ろしい。幼稚で邪悪だ。そしてそれらを意図していないことが更に恐ろしい。

今更だけれど作りたい本があります。コーヒーの本。本屋に行く度こんなにコーヒーが普及しているのにコーヒーの本の少なさに驚きます。そしてあまりにもバリエーションが少ないことにも。そう思い「コーヒーの絵本」を作ってから10年、未だに版を重ねていることにきっと意味があるんじゃないかなと。

なんとなくボヤーっとしたイメージしかないのだけれど、今現在存在しないもの、そして私にしか作ることの出来ないもの。ずっと考えてます。需要があるかどうかも分からないし、出してくれる出版社があるかどうかわからないし、相棒の編集者もいないし。でもね、なんかワクワクしています。